来音と千音~たましいの物語⑩~

来音の気配をかすかに感じながら、千音はベットの上から辺りを見回してみました。

いつの間にか、倒れ込んだ床ではなくふかふかのベットの上で、目覚めた事にも驚きましたが、それだけではありません。誰もいないはずの食堂からも、美味しそうな匂いがしてきます。

また、ここは無人の廃墟だと思っていたのに、窓には美しいカーテンが装飾され、カーテンの隙間からの陽の光が、ピカピカに磨かれた床を美しく照らしていました。衣装スペースには新しく清潔な衣服や靴、美しいドレスや装飾品が、ズラッと並び揃えられていました。

千音は、好奇心の湧くまま、敷地内を歩き回り、この「不思議な出来事」について調べる事にしました。まず最初に分かった事は、書斎の書物からここは以前、城の一部を「薬草診療所」として多くの人に使用されていた事を知りました。薬草の好きな千音は何か「縁」を感じて少し嬉しくなりました。

疑問は最初に戻り、一体誰が千音が眠っていた間に、この城を再び人が住めるように整えたのかを知りたくて仕方なくなりました。

また、全てが、不思議なほど千音好みに整えられていました。

台所に向かうと、一人の少年が、鼻歌を歌いながら楽しそうに料理をしていました。

千音を見ると、食堂で待つように促しました。

千音は少年の目の奥の美しさに、安心して言われるままに、食堂へと向かいました。

「うわぁ~!美味しそう~!!」

千音の好きな、魚料理 たっぷりのチーズ かぼちゃのスープ何から何まで千音の好物で、テーブルいっぱいに並べられていました。

千音は、嬉しさに目を輝かせながら、夢中で食べ始めました。

「あぁお腹いっぱい!」

千音は幸せな気持ちになり、自然と笑みがこぼれました。

そこへ、さっきの少年が現れました。

千音は、少年に心からの感謝を伝え、眠っている間に、なぜ城内が整っているのかを聞いてみる事にしました。

少年の話ではこうです。

少年は、両親を7歳の時に亡くしました。

料理好きな母と農家をしていた父の教えのお陰で、何とかひとりで生きていけるだけの、生活力と食の知恵があったため、大人に頼ることなくひとりで生活してきました。また料理の腕も良かった為、その噂を聞きつけた村人がホームパーティの時に、料理担当のひとりとして、少年を雇いました。これをきっかけに料理担当として多くのパーティに呼ばれる事となりました。そこで、出会った男の人に、この城で「千音という女性の専属料理担当になるように」と依頼を受けたのでした。実はその前日少年は夢の中で「光の中でひとりの女性に料理の腕をふるっていました。」その時の自分は、今までに感じたことが無いほど、充実していました。

その翌日に、依頼されたので「縁」を感じたまま快諾し、この城にやってきました。

この城に、やって来た時はすでに、千音はふかふかのベットで眠り続けていて、城内も今の様に、美しく整えられていたというのです。

依頼をしてきた男性の名は「ジェファー」と名乗り、それ以上はいくら聞いても教えてもらえませんでした。

契約には「質問に応じない項目は一切詮索しないこと」「千音の心身の健康を守り抜くこと」「これに反すると判断した場合は即座に解雇となり、所持する土地や資産は全て差し押さえとなる」「尚、厳守できた暁には、子孫三代まで十分な報酬を与える」というのが、最も重要な契約事項でした。

また、契約を結ぶ前に必ず自分の目で城に向かい確認することを命じられ、その通りに城に向かい千音を初めて見た時に、夢の中の女性と印象が全く一緒で、これは「自分の務め」であると自分の感覚が確信したのでした。

千音は、その男性が実は来音であるのではないかという可能性も含めて、少年に話を聞いてみましたが、少年もサッパリ分からない様子でした。

その話が終わると、「美味しい料理の秘訣」を聞いたりしてすっかり意気投合し、次は一緒に「美味しいハーブクッキー」を作る事を約束しました。

千音は、嬉しくてその日は安心してぐっすりと眠る事が出来ました。

夢の中での千音は、月明かりに照らされた深い森にいました。

その森は慈愛に満ちていて、暗くても、幼い自分の姿は、ひとつも恐れていませんでした。

月明かりの向こうで、来音が呼んでいる気がしました。

「来音。待って、待って」

そう、駆けだした千音はいつの間にか。大人の姿へと変わり

辺りは、すっかりと明るく陽の光に照らされていました。

その時の、千音の気持ちは

無性に嬉しくて仕方なくて、愛しい存在に向かい駆けだしている様でした。

夢から、覚めて扉の向こうに男の人の影が見えました。

「来音・・?」

ベットから飛び起き駆けだして扉に向かった時には、もうその姿はありませんでした。

その変わりに一凛の「赤い薔薇」が置かれていました。

その一凛の赤い薔薇を手に取り、千音は涙が止まりませんでした。

なぜなら、薔薇の時期になると来音は、必ず千音に赤い薔薇を贈ってくれたからです。

「くらしの環境を整えてくれたのは、きっと来音に違いない・・。」

そう想うほど、言葉にならない涙が、次々と溢れ出るのでした。

続く

⇒この物語は構成する時に「自分の過去世が現世に影響している部分」をカードリーディングで引っ張り出しながら構成しました。粗方の展開は決まってますが、細かい部分や来音と千音の登場人物以外は、全て直感で書き進めています。半分過去世の一部、半分フェイクのハズでしたが・・・。

なぜこの構成になったのかは、完結後にお話ししたいと思います。

本日もありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

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今あなたに必要な神の教え.5

神の教
神のこころが天地の真理、真理を離れて生きられぬ  神の御心がすなわち天地の真理であり、天地の真理に従うことが神の道である。吾(われ)人共に、心を清め、身を清め、汚れなき誠の心を以(も)って、平和で住みよい家庭、社会、国家を築くように努力しなければならない。神に仕える天津務(あまつつとめ)。家庭、社会、国家に尽くす国津務(くにつつとめ)。これが神の道であり、神の真理の御光りの中で、真善美の幸福を受ける道である。

(第二十一番 御神籤)

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今あなたに必要な神の教え.4

神の教
天地自然の法則はやがて大神の掟(おきて)し給う神の正道 
天地自然の法則が神の御心の現れである。この法則にそむく事は、神様の御心のそむく訳で、これにそむけば滅亡する。さらに常に、自分の行為、自分の思想が、この天地の法則に叶って居るか居ないかを吟味し、反省して見なければならぬ。

(第三十五番 宇佐神宮 御神籤)

今あなたに必要な神の教え.3

神の教え
とんと踏み出すその一足が、谷と野原の分かれ道
踏み出す一歩である。千尋(せんじん)の谷の底にも落ち込めば、広い花の野原にも出る。歩もう正しい道へ。邪心に捉われ神様に背を向けることのないよう、神様の御手にすがり心の眼を開いて、日々善行を積み重ね、御光注ぐ広い花の野に出て行こう。
(第三番 御神籤)

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今あなたに必要な神の教え.2

神の教
天地いっぱいひろがる力、神とひとつになった時 肉体に制約される人間の力は、誠に小さくか弱きものですが、神様に通じ、神様と一つになりきれば、果てしなく大きな強い力となっていくのです。日々ひたむきに、神様を仰ぎ敬い信じ、御一体となるまで拝み続けましょう。神様の御恵みの御光りがこの身に家庭に満ち満ちて、屹度(きっと)大きな幸せが与えられます。
(第二十一番 御神籤)

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今あなたに必要な神の教え.1

神の教
いつもにこにこ感謝の気持ち、家もあかれば、身もひかる
食う事 着る事、いや生きて居る事が、自分ひとりの力ではない。天地に充ちみちた神様の御かげ、社会の人々のなさけの賜物である。感謝せねばならぬ。感謝の心が湧いた時、身も心も明るくなる。素の思いの消える時、不平、不満で心が暗くなり、世の中が狭くなる。
(第四十一番 御神籤 )

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霊伝言~未来の世の中~

ビジョン:悪魔との戦争が始まる。参戦するのはまた人型の悪魔である。数が増える、見る度に増え、凶悪化していく。もう人の顔などしておらず辺り一面悪魔である。剣で切りつけ合い。止まらない。戦うも悪魔、逃げるも悪魔。地獄を自ら創ったのは人類である。神は隕石浄化を促す。地は天変地異を起こす。一寸の光の雲の上、じゃれ合うは「猛獣(力)と幼女(智)」である。力に力で応えず 力に智で応える道に神の光ある。神の示す「力と智」は純真でなければならない。『ダメなものはダメ、良いものは良い』

分析:剣⇒政権 政治 武力 戦争 交渉決裂 言語が武力となる 無情の切り裁き 攻撃的な思考 差別 力の行使 隕石 天変地異

まとめ:新たな政治の幕開けは「武力優勢」である。これと引き合った政治の意図は同じく武力優勢なのであろう。武力は言語による攻撃から始まる。そして破滅へ加速する方向へ我々人類は向かっている。力に力で応えず 力に智で応える道に神の光はある。神の示す「力と智」は純真でなければならない。『ダメなものはダメ、良いものは良い』

武力の誘いは孤立からの恐怖心を煽ってくるだろう。

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来音と千音~たましいの物語9~

深い眠りに落ちた千音は、何日も眠り続けました。

千音を心配した月の精霊は、来音の下に訪れました。

月の精霊が現れるころ、来音は権力と財力を手に入れても「幸福」を感じられずに、憂さ晴らしのためにお酒を浴びる程飲み、その場で気を失うように眠っていました。

その姿を見て月の精霊は、深いため息をつきました。

来音のおでこに慈愛の光を残し、月に帰って行きました。来音は、夢を見ました。千音が月の中で、来音と紅の結婚式を悲しんでいる姿が見えました。千音から流れ落ちる涙は「誰も責める事は出来ない、物悲しい美しい涙」に感じました。その宝石の様な美しい涙を見て、来音は感情のダムが崩壊し、叫ぶように泣きました。もう誰に見られても構わないくらい全ての感情を出し切りました。

フッと夢から覚めて、コップの残り酒に映った自分を見て思いました。

「これは誰だろう?」

「本当の自分なんだろか?」

来音は、騎士団の宿舎に自ら歩いていきました。

驚いた騎士団たちは、何事かとざわつきました。来音は、総長を呼びだし指示を出しました。

「千音を探せ」

騎士団の総長は、以前この名前を聞いたことがあります。来音が酔いつぶれた時に寝言で、愛しそうに呟いていた名前でした。この総長は、とても人想いの優しい気質で、多くの者が頼りにしていました。愛情豊かな事もあり、王の言わんとする心情を察して、信頼できる騎士と共に「千音探し」に繰り出しました。

来音は、月の精霊が優しく微笑んだように感じ、初めて自分を少し取り戻したような気がしました。

千音の下に、シャルル達が訪れました。

生気の無い千音は、ただひたすら眠っていました。そんな時、馬の息遣いと共に、懐かしい匂いがしました。シャルルは扉に迎え歩み、訪問者を千音の下へ案内しました。

ようやく、千音がシャルルの鳴き声で、深い眠りから感覚が現実へと戻ってきました。

(一体どれくらい眠っていたのかしら?)

意識がもうろうとしている中、シャルルの後ろに立っている来音を見ました。

来音は何か千音に向かって、話しているのですが、千音は、聞き取ることができませんでした。

(来音・・。聞こえない・・。聞こえない・・。)

次は、鳥のさえずりで、はっきりと目が覚めました。

ハッとしてあたりを見回してみましたが、そこに来音の姿はありませんでした。

その変わりに、目の前に広がる光景を見て、千音は驚きを隠せませんでした。

その、光景を目の当たりにして、来音の優しさの中に存在する自分を、ひとつひとつ大事に感じ取っていました。

続く

⇒さて、その光景とは何でしょうか?

霊的世界からのメッセージ⑤~原子力~

ビジョン:原子力に、人為的なものが突っ込み、海が汚染される。この瞬間、人間は「決定的な終わり」の始まりとなる。

神は、地球上の全ての「核」を兵器とみなして、陰謀的な自殺行為である事に、最終警告を出している。原子力も核エネルギーであり、いくら正当化しようが、神の最も近隣に触れる領域である。原子力の上に成り立った生活の豊かさは、悪が見せた夢だということ。現在、悪優勢のこの世界は、誰もが、悪魔の甘い蜜に依存しきってしまっている。我々は、悪が見せた夢から覚めなくてはいけない。地球上の自然に反するもの、人体の自然に反するもの、自然にそのまま還せないこの領域を超えてはならない。産み出した者、利用した者は声を上げ脱却出来なければ、神の怒りを真正面から受けるしか他ない。

これより以下の『』は、半入神・(霊界とコンタクトのリアルタイム)で記述する

『兵器を所持するもの肯定する者は、自ら闇となるだろう

兵器の不所持に命を燃やしたものは、我らの光となろう

悪と神との闘いである

いつの時代も、過ちから憎しみが生まれ、憎しみから悲しみが生まれる

いつも、そなたの思いは世を惑わし、世は支配し、世を誘った

世と我らは一体

我らと神も一体

どこ行くも どこふくも 我らの意識は表裏一体

闇を見るも 光となるも 意識下の表と裏

時に思考は悪ともなり、神ともなる

今し方、ここは天国か地獄か

無中の暗闇に、自殺の念が溜まり、溢れかえる悪念を知るも知らぬも仏顔

神は嘆かわしい魂を地に送りまた天へ帰す 

この道中がこの世の旅 我先に歩めば 後、続かず 我後に歩めば真の道が定められよう

なぜ 未来をみる なぜ 未来に生きようとする 先に光などあろうものか

振り返り、歩んで来た道に 光があったではないか

見落とすもまた人の道

人は愚かで神を超えることはできない

そんなことも忘れたのか 人は 心の危うい生きもの

媒体は媒体でしかなく

我ら霊界は霊界でしかない

神の意図を知らずして、光の道など歩めるものか

今こそ 変えよ 時すでに遅くとも 神の怒りが止められなくとも

今こそ 動き 祈り 妨げる者 虐げる者から あざと勝ち

勝利する者 神を知るだろう

帰幽した魂は全てが露見することを指さし伝えるだろう

全ては我ら 定めの縁(えにし)ゆえ』 

霊界のメッセージが頻繁に小刻みになっています。今すぐできる事は「祈り」です。祈りはどこでもできます。何かの合間 何かの道中「核の持たない地球の安全を祈る」一人でも多くの命が助かります様に。

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霊的世界からのメッセージ④~爆発~

ビジョン:「異常な暑さと共に車の爆発が繰り返される。」

分析:車⇒個体 車 事故 交通機関 ガソリン 水素 / 爆発⇒爆発 攻撃 物 心 健康 環境 衝動的なダメージは最初は小さなところから気付くころには大きな爆発となる。 

結果・キーワード:整備見直し 熱中症患者の爆発的な増加 熱中症による内臓障害、意識障害 意識障害による交通機関の事故 ガソリン高騰による混乱 日常生活の物価高騰化 自己破産増加 異質な(科学的)物質による爆発 動機の見当たらない衝動的な犯罪 感情障害 気分障害の増加

日本を狙った爆撃攻撃は、日本のかつての友好関係国に注意。

心をスッと氷の世界にいる様なイメージが湧く、健やかな精神環境の為のサポートカラーは寒色系。(差し色は中間色の緑など)人の多いところは、集団の体温による、室内・環境温度上昇に気を付ける。

熱中症対策の呼びかけと共に、電力ひっ迫のニュース⇒原子力の再稼働が動機からくる、カスタムされた情報は思考から排除する。地球温暖化を考慮した節電は必要だが熱中症対策を大事にする。

個体に狙う攻撃⇒爆発

「古来(本来)の日本」食事内容(無農薬・有機などのナチュラルな食物からの栄養価)や生活の知恵が、熱中症対策、心身の健やかさのポイントとなる。

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