あの世の声

あの世とこの世の狭間で、先祖たちが子孫の行方を見守っている。

英霊たちは、誰もが飢える事無く、幸せな笑顔で栄える国を望み、行進を続けている。

先祖たちは子孫の思考や行いに、一喜一憂しながら祈り続けている。

国や人を破壊させる子孫を恥じ、抗えない愛の無さに憤りさえ感じ、それでも、子孫たちは、良いことでもしているかのように、現世利益の祝詞を上げ、神や仏にすがり続けている。

先祖たちは責任を感じ、自ら完全浄化を拒み、狭間の世界に留まり続けている。例え、直系の子孫に、直接的な責任が無くとも、この世の有志と連なるように、大きな愛で国全体を憂い、気づきの祈りを送り続けている。

愛が真実であれば、あの世の祈りが聴こえる。

この愛の重さが、どれほどの哀しみの積み重ねか、分かるだろうか?

無自覚な冒涜者たちは、もしかしたら、考え改める愛さえ残っていないのかもしれない。

だが、人間は愛の真実を放棄してまで、生きる価値は無い。

鳥居の後ろ戸。

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